④税法

【税理士試験】1月からの科目選択に迷ったら?住民税と酒税の違い・受験者のレベル感を徹底解説!

2024年3月13日

みなさん、こんにちは!
税理士試験を1年10ヶ月で5科目合格したゆうりです。

今回は、1月からスタートする税法科目の選択に悩む方からいただいたご質問にお答えしながら、住民税と酒税の違いや、受験生のレベル感について詳しくお話します。


ご質問内容はこちら

Q23:
1月から税法を1科目学びたいと考えています。住民税、酒税、固定資産税で迷っています。

①住民税は所得税の知識がなければ不利でしょうか?
②住民税・酒税の受験者のレベル感は?どちらが初学者向けですか?


①住民税は所得税の知識がないと不利?

結論:基本的には大丈夫ですが、本試験で不利になる可能性はあります。

通常の学習・模試では問題なし

  • 計算は所得税=簿記論、住民税=財務諸表論の関係に近く、直接的な知識連動は少なめ。
  • 理論・計算ともに過去問ベースの焼き直しが多く、対策しやすいです。

ただし…本試験では例外も

私が受験した年は、住民税の試験で障害者控除に関する理論が出題されました。

  • この理論は通常、所得税で学ぶ内容。
  • 住民税のみを学んでいた場合、対応が難しかったと思います(作文対応しかできない)。
  • 私自身、その理論が書けたことが合格につながったかもしれません。

このように、年に1度あるかないかのレベルで不利な年もあるので、気になる方はYouTubeなどで所得税の概要に触れておくのもおすすめです。

おすすめの講師紹介

大原の住民税の講師は所得税との関連も丁寧に解説してくれるので、安心して学べました。YouTubeに住民税1回目の講義もありますので、ぜひご覧ください。


②住民税と酒税の受験生レベル比較

結論:住民税の方が全体的に受験生のレベルが高い印象です。

模試の印象

  • 住民税:理論満点者が多い。作文の採点も厳しめ。
  • 酒税:作文対応でも点が取りやすい傾向。満点狙いの人は少ない。

理論の暗記量について

  • 住民税:私の場合、18題(Aランク10題+Bランク7題+α)を暗記。Cランクは捨て。
  • 酒税法:20題満遍なく覚えました(A〜Cランクすべて)。

結果的に、暗記した題数はほぼ同じ。
ただし、住民税はAランク理論だけで8割以上がカバーできるので、絞れば効率は良いです。

計算の難易度と時間配分

  • 住民税:計算80分+理論40分で満点狙い。時間との戦い。
  • 酒税:時間が30分ほど余ることもあり、落ち着いて見直し可能。

住民税 vs 酒税:おすすめはどっち?

項目住民税酒税
理論の暗記量約18題(Cランク捨て可)約20題(全ランク抑える)
試験の時間配分ギリギリ、早書き必須余裕あり、見直し可
受験生のレベルやや高いやや低い
実務での使用頻度やや高いほぼない

ゆうり的おすすめ:
「試験に合格する」ことが目的なら、酒税法がおすすめ
「将来の実務も意識する」なら、住民税も良い選択です。


さいごに:1月から始めるなら戦略的に!

1月からのミニ税法の選択は、時間・モチベーション・目的によって最適な答えが変わります。

今回の内容が、これから科目選択をする方の参考になれば嬉しいです。

今後も税理士試験に関する情報を発信していきますので、ぜひチャンネル登録・ブックマークよろしくお願いします!

ご覧いただきありがとうございました!
バイバーイ👋

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