こんにちは。税理士試験を1年10ヵ月で5科目合格した、ゆうりです!今回は「酒税法の理論はどこまで暗記すべきか?」というご質問に、私の実体験を交えてお答えします。
目次
Q. 酒税法は趣旨を問われることが多いですが、理サブだけで対応できますか?
A. はい、基本的には理サブ(理論サブノート)だけで大丈夫です!
酒税法は他の税法と違って、理論と計算の関連性がほとんどなく、純粋に理論暗記勝負の科目です。そのため、理サブを一語一句で覚えることで十分対応可能です。
また、酒税法では趣旨もよく問われますが、なぜか理サブに趣旨が掲載されています。ここをしっかり押さえればOKです。
理論テキストの「内容解説ページ」は覚えるべき?
正直に言うと…内容解説ページは読んでいませんでした。授業で赤線を引いた記憶はありますが、復習で開いたことはないです(笑)。
確かに本試験で「アルコール分とエキス分の定義は?」という問題が出て、これは内容解説ページに載っていたそうですが、実際の合格者のほとんどが書けていませんでした(私も書けてません)。
したがって、合否に大きな影響はないと考えて大丈夫です。
酒税法の理論暗記の特徴
- 暗記量は15題ほどで少なめ
- 毎年似たような問題が出る
- 一語一句暗記が超重要
- 過去問の焼き直しが大半(本試験で24/30点が過去問と同じ)
「ミニ税法の理論は一語一句暗記すべき?」の動画でも解説しているので、ぜひご覧ください!
酒税法の計算対策|満点勝負なので丁寧さが命
酒税法の計算は、簿記論の1/10、財表の1/5の難易度といっても過言ではありません。
問題もほとんどが過去問で見たことがある内容です。そのため、満点勝負になりやすいです。
- 時間は十分足りる(20分は余る)
- ミスが少ないことが合格のカギ
- 実力判定テストや直対模試は本試験より遥かに難しい
本試験の緊張感もありますが、普段の演習で丁寧に取り組んでいれば大丈夫です!
実体験:酒類判定問題に焦ったけど大丈夫だった話
今年の本試験で「フルーツトマトを使ったお酒は果実酒か?」という問題が出て、私は初見でかなり焦りました。
「フルーツトマトって名前に果物っぽさあるけど…野菜だよね?」と5分くらい悩みました。結局、間違えて「果実酒」と書きましたが、それでも合格できました!
1問くらいならミスしても合格圏内です。ただし、芋づる式に間違えると危険なので、判定の基準はしっかり覚えておきましょう。
酒税法は直前期の追い込みでOK!
酒税法は、直前期からでも間に合う科目です。私は通常授業を受けて、直前期に一気に理論を固めました。
むしろ、今の時期は他の税法に注力して、酒税は後回しでも問題ないと個人的には思います。
ただし、酒類判定のフローチャートなどは自作しておくと安心です。私は後日、自作したフローチャートや判定メモをブログや動画で紹介予定ですので、ぜひ参考にしてください!
まとめ|酒税法は理サブ&一語一句暗記で攻略できる!
- 理論は理サブだけでOK
- 内容解説ページは読まなくて大丈夫
- 理論も計算も過去問中心でOK
- 満点を目指す計算と、一語一句の理論暗記がカギ
- 直前期の集中で合格可能
今後も酒税法を含め、税理士試験に関する情報を発信していきます!
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