②勉強方法

【税理士試験】複数科目を同時に勉強する方法|理論と計算のバランスは?

2025年6月4日

税理士試験を1年10ヶ月で5科目合格したゆうりです。

今回は、社会人の方からいただいたご質問にお答えします。

ご質問内容

来年は消費税と住民税を受ける予定です。
複数科目を同時に勉強していく方法(時期による理論・計算への力の入れ具合など)を教えていただきたいです。

コメントありがとうございました!特に社会人受験生で時間が限られている方には、複数科目受験の戦略がとても大切になります。

複数科目を受ける場合は「強弱」がカギ

まず大前提として、2科目同時受験ではメリハリが必要です。

  • 科目ごとのボリュームに応じて、勉強時間の配分を変える
  • 特に社会人は、時間的余裕がないので戦略が超重要

たとえば「消費税と住民税」の組み合わせの場合は、ボリュームが圧倒的に多い消費税に勉強時間を多く割くのが基本です。

基礎期〜応用期(〜5月)の理論と計算のバランス

この時期のメインは、次の3つです。

  1. 講義の受講
  2. 宿題の消化
  3. 理論ミニテストの復習・暗記

ゆうりの場合のバランス(税法初学)は、

  • 理論:7割
  • 計算:3割

暗記に時間がかかる理論を重視し、計算は講義をしっかり聞いて理解・習得していました。

ただし、確認テスト前だけは逆転します。

  • 理論:3割(出題範囲だけ復習)
  • 計算:7割(その範囲の問題をすべて解き直し)

もし追いつけない場合は「1科目に絞る」判断も大事

もし、5月時点で講義や宿題が消化できていない科目があるなら、その科目は捨てた方が無難です。

税法科目は特に、直前期に追い込みが効きづらいので、基礎・応用期の取りこぼしは大きなリスクになります。

3月以降は計算総復習+理論暗記強化

3月で計算の全範囲が終わったら、問題集の解き直しを行いました。

そして、直前期(4〜6月)からは、理論:9割/計算:1割の勉強配分にシフト。

直前期の理論の進め方

  • 1科目に集中して全範囲をある程度覚える
  • 「道筋が見えたら」もう1科目に広げる
  • 模試や過去問のやり直しで計算力を維持

理論2科目を中途半端にするより、1科目に集中する勇気も大切です。

7〜8月は模試のやり直しで最終仕上げ

この時期は、新しいことを増やすよりも、模試の復習と弱点補強がメインになります。

  • 理論の精度を高める
  • 計算問題のケアレスミスを潰す

ここまで来たら、勉強時間よりも「質」が重要です。

以上、複数科目を同時に勉強する方法についてお話ししました。

このような体験談や勉強法は、今後も発信していきますので、ぜひYouTubeのチャンネル登録をお願いします!

コメント欄でのご質問も大歓迎です!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。バイバーイ!

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