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【税理士試験の前に簿記は必要?】簿記3級・2級・1級を取ったかどうかについて
こんにちは。税理士試験を1年10ヵ月で5科目合格した、ゆうりです。
今回は、「税理士試験の前に簿記3級や2級、1級などを取得しましたか?」というご質問にお答えします。
実際のご質問はこちら
簿財一発合格ということですが、その前に簿記1級などを取得されているのでしょうか?
全く簿記の知識がなければ対応できないと思うのですが、お答えいただければ幸いです。
まず、よくある誤解からお話しします
まず初めにお伝えしたいのは、私は簿財(簿記論・財務諸表論)の勉強は「スタディング」一本で行いましたということです。
ただし、税法科目(所得税・住民税・酒税法)はスタディングに講義がなかったため、「大原」の通信講座で勉強しています。
本題:税理士試験の前に簿記検定を取得した?
結論から言うと、私は税理士試験の前に簿記2級を取得しました。
当時は経理・財務とは無縁の仕事でした
私は元々、経理や会計に関係のない仕事をしていた社会人でした。簿記の知識はゼロの状態です。
会社で「何か資格を取ろう!」という雰囲気があったとき、ちょうど母も簿記2級の勉強をしていたんです。
参考書が家にあったこともあり、なんとなく簿記2級を選んだというのがきっかけでした。
簿記3級を飛ばした理由は?
母が2級を受けていたので、「3級だとなんか悔しいな」と思って、勢いで2級を選びました。
ちなみに母は商工会議所の筆記で受けて落ちたのですが、私はネット試験で受けました。ネット試験の方が簡単という噂もありますね。
簿記2級の勉強法と期間
- 期間:約3ヵ月(働きながら)
- 教材:ふくしままさゆき先生のYouTube講義
- 方法:通勤時間に動画を視聴 → 過去問で演習
「ふくしま先生」の講義は初心者にも非常にわかりやすく、猫が出てくる癒し要素も◎。
私はまず簿記3級の講義を一通り見て、試験は受けていませんが基礎を学び、その後2級の講義へと進みました。
過去問の練習では合格点に届くか届かないか半々くらいの仕上がりでしたが、本試験では比較的簡単な問題が出たため、合格できました。
簿記2級の知識で簿財は対応できた?
簿記2級レベルの知識があれば、簿記論・財務諸表論の講義には十分ついていけました。
もちろん、資産除去債務やリースなど難しい分野ではつまずくこともありましたが、スタディングの講義は最初の方でも、初心者にも優しい構成になっているので、安心して進められました。
簿記1級は必要か?
私個人の意見としては、税理士試験の受験資格を満たしているなら、簿記1級を取る必要はないと思います。
理由は以下の通りです:
- 税理士試験でどうせ学ぶ内容なので、重複する
- 簿記1級は難易度が高く、合格まで時間がかかる
- その時間を簿財の対策に充てた方が効率的
ただし、「今後受験資格を得たい」方にとっては簿記1級は選択肢の一つになります。
まとめ
- 税理士試験の前に、私は簿記2級を取得しました
- 簿記2級の知識があれば、簿財の学習に支障はほぼなし
- 簿記1級は必要ないが、取得済みなら有利に働く
- 講義はWEB(YouTubeやスタディング)でも十分対応可能
社会人でも、未経験でも、正しいルートと適切な教材を使えば、税理士試験は十分に戦えます!
この記事が、これから税理士試験に挑戦するあなたの参考になれば嬉しいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。