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【税理士試験】捨て問を見極めるには?本支店会計・連結・企業結合の正答率と対策
こんにちは!税理士試験を1年10ヶ月で5科目合格した、ゆうりです。
今回は、簿記論の勉強を進める上で誰もが悩む「捨て問の見極め方」についてご質問をいただきました。
質問:本支店会計や連結、企業結合って捨てても大丈夫?
捨て問区別を極めようと思っています。
本支店会計や連結、企業結合あたりを捨てようかと考えているのですが、
それぞれの正答率ってどんな感じなのでしょうか?
回答:本支店会計は「捨てるには惜しい」!
コメントありがとうございます!
「捨て問を見極める」という戦略、私も大切だと思います。ただし、全部を捨ててしまうのはリスクが高いので、少し慎重に判断したほうが良さそうです。
■ 本支店会計の正答率は?
- 基礎的な論点(内部取引や簡単な振替)は正答率70%前後のイメージです。
- 未実現利益など複雑な論点は捨ててもOK。
- でも、基本だけでも押さえておかないと出題されたときに大ダメージになります。
今の時期(6月初旬)ならまだ時間があるので、基本だけは押さえておくことをおすすめします。
■ 機械的な仕訳だけでも覚えるべし
本支店会計に苦手意識があっても、仕訳だけ機械的に覚えておくのでも効果があります。完全に捨てるのは、7月以降に考えるのが安全策です。
視聴者コメントから学ぶ「基礎論点の重要性」
このテーマについて、以前もコメントをくださったもんちゃん様から、素晴らしいアドバイスをいただきましたので、ここでご紹介させていただきます。
どの分野にも必ず基礎論点が含まれていて、そこには傾斜配点がかかる場合もあります。
実際、第74回簿記論では、50点以上がテキスト・問題集からの出題でした。だからこそ、基礎は超重要なんです!
「連結」や「デリバティブ」「キャッシュフロー計算書」など、一見難しい分野にも、基礎だけは含まれています。「完全に捨てる」より「基礎だけ拾う」戦略が効果的です!
捨て問判断力は「初見問題」の経験から育つ
さらに、もんちゃん様からもう一つ貴重なアドバイス:
簿記論では、一つの問題を何周もするよりも、初見問題をたくさん解くことが大切。
初見問題の経験でこそ、本試験での取捨選択の感覚が養われます。
間違えた問題を個別に戻って確認するというやり方でも十分に力は付きます。ぜひ、過去問や模試レベルの問題を積極的に取り入れていきましょう!
驚きのデータ:公開模試を受けているのはわずか25%!
興味深いデータも共有いただきました:
- 第74回簿記論の本試験受験者数:17,711人
- 公開模試受験者(大原・TAC・LEC累計):約6,000人
- 公開模試を受けていない人:60%以上!
さらに詳しく見ると、
- 申込者数:約23,914人
- 公開模試受験者は25%ほど
つまり、本気で自分の立ち位置を確認している受験生はごく一部ということです。
■ 模試で「上位30%」を目指せば、合格の可能性が高まる!
予備校の模試で上位30%以内に入れるかが一つの目安。以下は参考点数です:
- 大原:52点
- TAC:42点
- LEC:42点(難易度高め)
個人的な印象ですが、LEC > TAC > 大原の順で難しいです。迷っている方は、まず1校だけでも模試を受けてみることをおすすめします。
まとめ:捨てる前に「基礎を拾う」戦略を
- 本支店会計なども、基礎だけでも拾うことで大きく変わります!
- 初見問題を多く解くことで「捨て問判断力」が身に付きます。
- 模試で上位30%を目指すことで、合格の可能性が高まります。
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コメントでの質問もお待ちしております!一緒に合格を目指して頑張っていきましょう♪