税理士試験を1年10ヶ月で5科目合格したゆうりです。
今回は、社会人の方からいただいたご質問にお答えします。
目次
ご質問内容
来年は消費税と住民税を受ける予定です。
複数科目を同時に勉強していく方法(時期による理論・計算への力の入れ具合など)を教えていただきたいです。
コメントありがとうございました!特に社会人受験生で時間が限られている方には、複数科目受験の戦略がとても大切になります。
複数科目を受ける場合は「強弱」がカギ
まず大前提として、2科目同時受験ではメリハリが必要です。
- 科目ごとのボリュームに応じて、勉強時間の配分を変える
- 特に社会人は、時間的余裕がないので戦略が超重要
たとえば「消費税と住民税」の組み合わせの場合は、ボリュームが圧倒的に多い消費税に勉強時間を多く割くのが基本です。
基礎期〜応用期(〜5月)の理論と計算のバランス
この時期のメインは、次の3つです。
- 講義の受講
- 宿題の消化
- 理論ミニテストの復習・暗記
ゆうりの場合のバランス(税法初学)は、
- 理論:7割
- 計算:3割
暗記に時間がかかる理論を重視し、計算は講義をしっかり聞いて理解・習得していました。
ただし、確認テスト前だけは逆転します。
- 理論:3割(出題範囲だけ復習)
- 計算:7割(その範囲の問題をすべて解き直し)
もし追いつけない場合は「1科目に絞る」判断も大事
もし、5月時点で講義や宿題が消化できていない科目があるなら、その科目は捨てた方が無難です。
税法科目は特に、直前期に追い込みが効きづらいので、基礎・応用期の取りこぼしは大きなリスクになります。
3月以降は計算総復習+理論暗記強化
3月で計算の全範囲が終わったら、問題集の解き直しを行いました。
そして、直前期(4〜6月)からは、理論:9割/計算:1割の勉強配分にシフト。
直前期の理論の進め方
- 1科目に集中して全範囲をある程度覚える
- 「道筋が見えたら」もう1科目に広げる
- 模試や過去問のやり直しで計算力を維持
理論2科目を中途半端にするより、1科目に集中する勇気も大切です。
7〜8月は模試のやり直しで最終仕上げ
この時期は、新しいことを増やすよりも、模試の復習と弱点補強がメインになります。
- 理論の精度を高める
- 計算問題のケアレスミスを潰す
ここまで来たら、勉強時間よりも「質」が重要です。
以上、複数科目を同時に勉強する方法についてお話ししました。
このような体験談や勉強法は、今後も発信していきますので、ぜひYouTubeのチャンネル登録をお願いします!
コメント欄でのご質問も大歓迎です!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。バイバーイ!