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【税理士試験】簿記論の直前期、私はこうやって勉強していました

こんにちは。税理士試験を1年10ヶ月で5科目合格した、ゆうりです。

Q. 簿記論の直前期、どのような勉強をしていましたか?

今回は、簿記論の直前期(4月〜6月頃)の勉強法について、実際にいただいたご質問にお答えします。

1. まずは苦手分野の克服から

私は5月から大原の模擬試験パック講座を受けていたので、4月・5月は「苦手の潰し」に集中しました。

  • 未着品や割賦売掛金
  • 三分法、分岐法、売上原価対立法などの組み合わせ
  • 企業結合やそれ以降の新論点
  • 退職給付引当金の計算パターン
  • 契約負債・契約資産など改正論点

この時期は自分が曖昧にしていた範囲を、徹底的に復習しました。大原の模試でできなかったところは、テキストや問題集に戻って反復演習しました。

2. 個別問題中心で基礎固め

この段階では、応用よりもまず個別問題を確実に解けるようにすることが重要です。

「時間配分に焦らず、一つひとつの処理を正確にこなせるか」ここを意識して取り組んでいました。

3. 問3対策:私は「前から解く」派でした

問3では、「前から解く」か「後ろから解く」か迷う人も多いと思いますが、私は前から解く派でした。

理由は、前提条件を飛ばすと致命的になるからです。後ろから解いて「あ、前に書いてあった!」と気づいて時間をロスしたことが何度もありました。

4. 過去問10年分×クレアール解説動画が最強!

直前期は大原の過去試験問題集を徹底的に使い、10年分すべて解きました。

そして私が本気でおすすめしたいのが、「クレアールの解答速報のYouTube動画」です。

  • 過去10年分の本試験を、当時の解答速報会で丁寧に解説
  • 合格ライン、捨て問、重要論点などの見極めができる
  • 受験生レベルで「どの問題が解ければ受かるか」が明確になる

おそらくこの動画を見てる人は少ないと思うので、差がつけられるポイントです。私は過去問を解くたびにこの動画を視聴していました。

※過去問が古い場合(5年前など)は、動画を探すのが少し大変ですが、それでも価値があります!

5. 正答率30%以下は「捨て問」でOK

大原の模試では、各問題の正答率が出ます。これを見て:

  • 正答率30%以上 → 解けるように練習
  • 正答率30%未満 → 基本的には捨てる

「この問題にどれだけ時間をかける価値があるか?」を見極めるのが、直前期では非常に大切です。

6. 最後の1ヶ月は模試のやり直し

6月〜7月の直前1ヶ月は、これまで受けた模試の解き直しを中心に進めました。

一度解いた問題だからこそ、満点近くとれるようになっておくのが理想です。

「模試の復習→苦手潰し→また解く」のループで、合格ラインを確実に超える力をつけました。

まとめ:簿記論直前期のポイント

  • 苦手論点を4〜5月で集中的に潰す
  • 個別問題で基本処理の安定化
  • 問3は「前から解く派」が安心
  • 過去問×クレアールの動画で合格感覚を身につける
  • 正答率を見て捨て問を判断
  • 模試のやり直しは必ず行う

簿記論はスピード・精度・捨て問判断がカギです。直前期にこれらを鍛えれば、初学でも合格ラインに到達できます。

今後も税理士試験に関する情報を発信していきますので、ぜひチャンネル登録をお願いします!
また、コメントでの質問もどしどしお待ちしております。

ご覧いただき、ありがとうございました!バイバーイ!

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