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こんにちは、税理士試験を1年10ヶ月で5科目合格したゆうりです。
Q. 理論の復習は毎日やった方がいいですか?
受験生の方から、こんなご質問をいただきました。
「固定資産税を勉強していますが、理論は10題ほど何となく覚えている状態です。ただ、語句が抜けたり思い出すのに時間がかかったりします。これをスラスラ書けるようになるにはどのくらい勉強が必要でしょうか?また、理論は毎日確認したほうがいいですか?」
私の考え:理論暗記は「時間×維持」で成長する
私は理論の習得度を「1題あたりの復習にかかる時間」で測っていました。例えば:
- 初見:1題あたり約3時間
- 1週間毎日復習:60分 → 約30分へ短縮
- さらに1週間毎日復習:30分 → 約15分に
逆に、1週間復習をサボるとこの時間は元に戻ってしまいます。
このように、理論の暗記は「毎日少しずつ」進めることで、暗記効率が上がっていきます。
ただし、完璧な暗記は必要ない
私はあえて言いますが、理論は本番当日に書ければOKです。
つまり、「常に完璧な状態を維持する必要はない」と考えていました。
実際、私は本試験後には暗記した理論はすっかり忘れていました。
でも、本試験の朝から集中して確認し、試験中に書ければそれで十分なんです。
なぜ人は「寿限無」は覚えてるのに、理論は忘れるのか?
これ、私もすごく不思議なんですが…。
「寿限無寿限無…」や「今は昔、竹取の翁といふ者ありけり」って、今でも途中まで言えませんか?
あれっておそらく強制的に何度も音読し、テストされた記憶なんですよね。だから長期記憶に残る。
一方、理論暗記は自主学習なので、定着が難しい。だからこそ、繰り返し×短期記憶で乗り切るのが現実的です。
結論:今の時期は週1復習で十分!
理論は完璧を目指すより、「1題を一時的に見ずに読める状態」を少しずつ増やすことが大事。
今のような直前期でない時期は、次のような戦略がオススメです:
- 新しい理論:集中して暗記(初見3時間〜)
- 既存の理論:週1程度でメンテナンス
理論暗記に悩む方は、まずは「完璧主義をやめる」ことから始めてみてくださいね。
まとめ:理論は短期勝負。毎日でなくても、忘れて当然!
- 理論の暗記力は「復習にかかる時間」で測ろう
- 完璧な暗記より「本番当日に書ける」ことが大事
- 理論は忘れる前提で、週1のメンテナンスでOK
私も暗記は苦手でしたが、こうした割り切った戦略で3科目100題以上の理論を乗り切れました。
ぜひ、自分なりの復習ペースを見つけて、理論暗記を武器にしてくださいね!
今後も税理士試験に関する情報を発信していきますので、チャンネル登録やコメントでの質問もぜひお待ちしております!
ご覧いただき、ありがとうございました!